草越『寒の水』(長野県無形民俗文化財・御代田町)
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- 2018年2月4日
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更新日:2019年1月2日

長野県無形民俗文化財 御代田町草越『寒の水』
-水を浴び、走る、はだかの男たち-
御代田町・長野県無形民俗文化財
写真アーカイブ
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平成30年1月20日(土)18:00~ 草越公民館出発
開催場所:草越公民館(御代田町)
・御代田名物「おにかけうどん」が無料でふるまわれます。
・「味工房みよた」の手作り味噌と甘酒を販売します。
※ 手作り味噌購入者には、ミニチュア兎巾(ときん) [数量限定] をプレゼント!
寒の水・行事次第
13:00 先達集合
13:30 飾付け、兎巾編み
15:00 神事
16:00 先祓い<神官・先達>
17:00 水行者へのふるまい
17:40 水行者、水行準備
17:50 集合写真撮影
18:00 水行
19:00 直会
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「寒の水」は、一年で最も寒い、身も凍える大寒に御代田町の草越地区で行われる。
兎巾(ときん)といわれるわらで作った冠をかぶり、ふんどしひとつの裸になった行者が冷水を浴び、集落内を駆けめぐりながら熊野神社へと兎巾を奉納する。
五穀豊穣、無病息災、年番宿(毎年、順に新築した家が申し込んで当番となる)の繁栄を祈願する寒行の一種。
大山講の名残といわれる男祭りである。
午後4時頃、白い上衣をまとった関係者は金剛鈴、錫杖を持ち、ほら貝を吹き、太鼓をならして幣束(裂いた麻や畳んだ紙を細長い木にはさんだ祭具。おはらいに用いる。)を持った神主を先頭に「桶を出したり、水を出したり、浴びて通るは寒の水」と言いながら集落内をめぐり、祭りの始まりを告げる。
同じ頃、祭りの主役である水行者たちは年番宿に集まって用意されたわらで兎巾をつくり、出番を待つ。
夕方、寒さますますつのる頃、主役たちは粕汁で身体を温めると兎巾をかぶり、ふんどしひとつという姿で宿を飛び出していく。
各所に用意された水槽の水を浴び、凍てつく道を走り、熊野神社に兎巾を奉納して祭りは終わる。
以前は、家々の前に用意された手桶の水を浴びたのである。
元気ある者は、川の中に飛び込み、水のかけあいをしたり、それは威勢のよいものであった。
寒の水は、昭和53年6月1日に町無形民俗文化財に、平成元年8月25日には県無形民俗文化財の指定をうけた。
この貴重な文化財の指定をうけた。この貴重な文化遺産をいつまでも伝えていきたいものである。
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○午後4時頃、白い上衣をまとった関係者は金剛鈴、錫杖を持ち、ほら貝を吹き、太鼓をならして幣束(裂いた麻や畳んだ紙を細長い木にはさんだ祭具。おはらいに用いる。)を持った神主を先頭に「桶を出したり、水を出したり、浴びて通るは寒の水」と言いながら集落内をめぐり、祭りの始まりを告げる。
参考
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寒の水・小田井宿まつり(長野県御代田町観光協会)
http://www.miyota.gr.jp/event.html
御代田名物「おにかけうどん」(信州みよた(御代田町)商工会HP)
http://www.miyota.or.jp/onikake.html
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